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「複層ガラス」で断熱性と防音性を高めよう!快適な住環境を!

「開口部」は家の防音性と断熱性の弱点!

「開口部」は、住宅設計における重要な概念の1つです。
開口部とは、窓、玄関、換気口等の家の外部との接点になる部位のことです。外部と接しているため、その家における遮音性、断熱性の弱点になるという性質を持っています。

断熱性が低さはエアコンの効率に影響を与え、遮音性の低さは家の外部からの騒音、家からの音漏れに影響を与えます。これらの概念は、生活の質を向上させるために非常に重要なものです。
よって、断熱性や遮音性を低下させないためにも、開口部に工夫する必要があります。

この記事では、開口部の1つ、「窓」についての対策である「複層ガラス」を紹介していきます。

複層ガラスって何?

複層ガラスとは、間に空気を挟んだ一枚のガラスのことです。一方、1枚のガラスではあるものの、間に空気層がないガラスはペアガラスと呼ばれます。

複層ガラスの一つ「Low-E複層ガラス」

Low-E複層ガラスとは、2枚のガラスのどちらか1枚の内側に、金属コーティングを施し、熱を通さないために工夫されているものをいいます。一般的な複層ガラスより高い断熱性能を誇り、その分、値段も高くなる傾向があります。

このような断熱性能の高いガラスと、断熱性能の高い樹脂製のサッシ等のコンビネーションにより、さらなる断熱性の高さを実現することができます。

複層ガラスの防音性について

開口部である窓には、断熱性能のみならず、防音性も求められるものです。防音性については、ガラスの種類、窓の形状からくる気密性に応じて変わってきます

「単版ガラス」と「異厚複層ガラス」の違い

「単版ガラス」とは、その名の通り1枚のガラスで構成されている一般的なガラスを指します。その防音性は、低音に対しては複層ガラスよりも優れていると言えます。

複層ガラスには、2枚のガラス間の空気層に「共鳴透過現象」という音を増幅させてしまう現象が起こります。低音であればこの現象により音が大きくなってしまうのです。
しかし、高音になるにつれて共鳴透過現象の効果は薄くなっていきます。その結果、単版ガラスより複層ガラスの遮音性が高まることになります。

ただし、音がある程度の高さに到達すると、今度はある特定の周波数で音漏れが生じてしまう「コイシデンス効果」が発生します。これにより、遮音性が低下します。

これらのデメリットをカバーすべく作られたのが「異厚複層ガラス」です。厚さが異なるガラスの組み合わせにより、共鳴透過現象の影響を軽減させ、さらにコイシデンス効果による遮音性の低下をも予防することが出来る優れものです。

「トリプルガラス」にはさらなる機能性が!

複層ガラスは2枚のガラスで構成されたものですが、さらに高い機能性を有する「トリプルガラス」もあります。トリプルガラスは、文字通り3枚のガラスで構成されていて、ガラス間に真空の層を設け熱伝導をほとんど0に抑えたものです。

断熱性は複層ガラスよりも高くなりますが、値段も高価になることが予想されます。新居にトリプルガラスの導入を検討されている方は、新居全体にかかる費用、他の設備による断熱性、家全体のグレード等の事項を前もって確認しておきましょう。

注文住宅では開口部の補強もできる!

以上のように、開口部は生活の質を支える重要な部分です。注文住宅では、窓ガラスだけでなく、玄関のドア、換気扇といったほかの重要な部分の詳細にまでこだわることが出来ます。

tattaでは、直接話し合いをしながら家づくりを進めることができるため、家づくりに関する様々な相談対応も可能です。

ぜひお気軽にご相談ください!