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太陽光発電の設備ってどんなものがある?太陽光パネル以外の機器とその役割について解説します

太陽光発電にはどんな設備が必要?

太陽光発電と聞くと、太陽電池モジュールと呼ばれる青色のパネルが屋根の上に載っているものを思い浮かべると思います。太陽光発電は、太陽電池モジュールによって行われているように見えますが、実際には太陽光発電システムの一部でしかないのです。

太陽光発電システムには欠かせない重要な設備として、他にもパワーコンディショナー、分電盤、売電電力量計などの機器も含まれます。この記事では、太陽光発電にはどんな設備機器が必要なのか、また、各々の役割を詳細に見ていきます。

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太陽光発電による電気は家庭ではそのまま使えない!?

太陽光発電システムによる電気は、そのまま家庭で使うことが出来ず、電圧を調整させなければなりません。
その理由は、太陽光発電システムの電気は直流電流であるのに対し、一般家庭用の電気は交流電流だからです。違う種類の電流なので、電圧を合わせる必要があるのです。

一般的な家電製品には、説明書に「100V(ボルト)」と記載されているのを見たことがあると思います。電圧とはこのことです。この100Vという数字は、コンセントを通じて家電製品に送電させる電圧が、100Vと想定されている製品ということを意味します。

このことから、太陽光発電による電気も、100V電圧に合わせてから家電へと送らなければならないのです。

太陽光発電の基本設備

太陽光発電システムの基本設備としては、次のような設備があります。

  1. 太陽電池モジュール
  2. パワーコンディショナー
  3. 分電盤
  4. 売電電力量計
  5. その他HEMSや蓄電池など

太陽電池モジュールで発電した電気を家庭で利用したり、売る際にはどの設備も必要不可欠です。

以下で、それぞれについて解説していきます。

光のエネルギーを太陽電池モジュールで電気に変えていく

太陽電池モジュールは、「太陽光パネル」または「ソーラーパネル」を指します。

「太陽電池モジュール」という単語に聞きなじみがない方も多いと思います。「太陽電池パネル」や「太陽電池板」と呼ばれることもありますが、住宅用太陽光発電システムでは、一般的に「太陽電池モジュール」という名称が用いられます。

太陽電池モジュールは、光のエネルギーを電気に変換するという重要な役割を担う設備です。

パワーコンディショナーで電力を調節!

「パワーコンディショナー」という設備は、太陽光発電によって作られた電気を家庭で利用するためにするために使われます。パワーコンディショナーは「力を調整する機器」という意味です。

その名が示している通り、電気を直流電流から交換電流に変換してくれる機能を持っています。前述したように、太陽電池モジュールでは、「直流電流」の電気が作られます。
しかし、家庭では「交流電流」という種類の違う電気の種類が用いられるのです。

交流電流の変圧(電圧を変えること)は簡単です。一方、直流電流は、変圧に手間がかかり、直流電流による電気はそのまま使うことができないのです。
そこで、パワーコンディショナーの出番です。この設備が直流電流を交流電流に変換してくれることで、家庭で使用できる電圧への調整が可能になるのです。

このように、パワーコンディショナーは、家庭で電気を「つかう」ために必ず必要な設備です。

分電盤はパワーコンディショナーから家中に電気を送ってくれる?

このように家電でも使用できるように変換された電気は、分電盤によって家中に送られます。パワーコンディショナーによって交流電流へと変換されると、電気は発電所から送られるものと同様分電盤(ブレーカーボックス)を通じて、家中の電化製品へと届けられるのです。
この設備のおかげで、テレビ、コンセント、天井照明の利用が可能になります。

太陽光発電システムで発電した電気を家で使用するために、分電盤は欠かせない存在です。ただし、オール電化の導入を希望されている方は、太陽光発電の分電盤だけでなく、オール電化専用の分電盤の設置も必要であることに留意が必要です。

発電した電力を売電電力量計で計測する

売電電力量計は、余った電気を売るために必要な設備です。電気を使っている家庭には、必ず「買電電力量計」があるものです。

「買電電力量計」とは、電力会社から購入した電気量を計測してくれるメーターのことです。「売電電力量計」は、先ほどとは逆に、電力会社に売った電力を計測してくれるものです。電力をどれくらい売ったのかは、売電電力量計を見ると分かります。

売電の際は電気が逆方向に流れるため、太陽光発電の導入時、逆回転防止機能付きの買電電力量計・売電電力量計を設置する必要があります。

その他に必要な機器類

一般的に、ここまで紹介してきた設備で十分とされています。しかし、状況次第では、以下の設備の導入も検討する場合があります。

  • HEMS…Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)家庭でのエネルギーを管理するためのシステムです。モニターを通じて使用中のエネルギーを見ることができ、電力使用量の管理を行います。
  • 蓄電池…電気を蓄えておく二次電池・バッテリーです。
  • 昇圧機…太陽電池モジュールは重いため、この電動はしごを用いて運ばれます。施工時に使用されます。

注文住宅で理想の太陽光発電を!

この記事では、太陽光発電に関する以下の設備を紹介いたしました。

  1. 太陽電池モジュール
  2. パワーコンディショナー
  3. 分電盤
  4. 売電電力量計
  5. その他HEMSや蓄電池など

太陽光発電には多くの機器が必要ではありますが、その設置費用は、太陽電池モジュールの枚数によって大きく左右されます。太陽電池モジュールの枚数は、敷地や屋根の形状に応じて変わってくるものです。
注文住宅であれば、敷地や屋根の形状も自由に検討することが出来るため、太陽光発電の導入を考えている方にぴったりです。

tattaでは、直接話し合いをしながら家づくりを進めることができるため、家づくりに関する様々な相談対応も可能です。

ぜひお気軽にご相談ください!