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維持管理対策等級ってなに?配管がメンテナンスしやすい家とは
水道の給水管、ガス管など配管設備は、家が建つと見えなくなってしまう部分です。
水漏れやガス漏れが起こった場合は放っておくわけにはいきません。
住宅の配管設備を、メンテナンスしやすく施工することもできるのです。
「維持管理対策等級とは?給排水管がメンテナンスしやすいってどういう設計なの?」
という疑問を解決していきます。
長く快適に住める家を建てたい方は、ぜひご覧ください。
維持管理がしやすい配管とは?
長く快適に住み続けるには、配管の維持管理が欠かせません。
住宅を構成する部材の中でも、配管は耐久年数が短い方です。
例えば、長く住んでいる間に、お風呂の排水管に汚れがたまり排水管が詰まってしまうこともあるでしょう。
排水管が壁や床の下に施工されていた場合、壁を壊したり床を剥がしたりしないと配管工事ができず、修繕に多額の費用と日数がかかる……といったことが起こりかねません。
そうならないために、家を建てる時には、給水・排水管やガス管の掃除やメンテナンスがしやすい工夫をすることが大切です。
新築住宅の設計では、日常の維持管理がしやすい配管の施工は、工夫次第で可能になります。
維持管理対策等級とは
自分の家が、維持管理しやすいよう施工されているかが客観的に分かる基準として、維持管理対策等級があります。
維持管理対策等級とは、「給水・排水管およびガス管の掃除や維持管理がしやすいかどうか」が分かる住宅性能表示制度の基準の一つです。
対策が講じられている住宅ごとに、3等級に分けられ評価されます。
3段階の内容は以下です。
- 等級3‥掃除口・点検口があるなど、構造体と仕上げに影響を及ぼさず配管修理ができるもの
- 等級2‥構造体に影響を及ぼさず配管修理ができるもの
- 等級1‥等級2に満たないもの
最も高く評価される等級3では、構造体も仕上げ材も傷めずに点検や清掃を行うための対策が講じられます。
基礎など、コンクリートの中に配管を施工しないことも条件の一つです。
共同住宅等で等級2を取得するには、他の住戸に入らずに専用配管の維持管理を行う対策やが必要です。
配管のメンテナンスがしやすい住宅にするために、維持管理対策等級を目安にすると良いでしょう。
まとめ
家の建築部材は、構造体、給排水管、水周り配管などそれぞれに耐久年数が変わります。
建築部材の中でも、早いタイミングで更新や修繕が必要になる配管設備は、維持管理しやすいような工夫を施しておくことをおすすめします。
自分の家が、維持管理しやすい対策が講じられているかは、維持管理対策等級を目安にすると良いでしょう。
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配管設備の点検口、掃除のしやすさなどの対策まで綿密に設計すると、長寿命な家を建てられますよ。
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