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地下を利用してスペースを有効活用!地下に部屋を作るためには?
Contents
地下のうまい使い方
皆さんは、一般住宅の地下と聞いて何を思い浮かべるでしょうか? 地下室と聞いて、食料貯蔵庫やワイナリーなど、物置スペースとして活用しているイメージを持っている方も多いかもしれませんね。 しかし、一定の条件を満たせば、地下室を「居住スペース」として使うことが可能です。 地下室は、なんとなく「秘密の部屋」のイメージが強いので、ご自分の趣味や娯楽部屋として使うことで、より活動に没頭できるかもしれませんよ。 特に地下は、遮音性が高いので、スタジオや音楽鑑賞に最適です。 今回は、地下のある住宅の魅力についてご紹介します。
地下室を居住スペースにするための条件
地下は地上に比べて、衛生環境の確保の点で課題が多くあります。 そのため、以前は地下室で長い時間を過ごすのは危ないということで、地下室を居住スペースにすることは禁じられていました。 しかし、条件を満たすことで、地下室を居住スペースとして使うことができるように、2000年に法改正が行われ、地下室の使用用途が広がったのです。 条件とは、以下の3つです。 ・上部が外気に開放されている、もしくは空堀(ドライエリア)など、開口部を確保する ・居室内の湿度調整機能、換気機能の設置 ・防水措置を講じること
地下室のメリット
では、地下室を設けると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
土地と空間の有効利用
地下空間を利用することで、限られた土地を有効活用することができます。 また、地下室に対しては、「延べ床面積の3分の1を限度として、容積として計算しない」と、容積率の観点でも優遇措置が取られているのです。 そのため、定められた容積率を超える延べ床面積を持つ「延べ床面積の広い家」を建てることができます。
遮音性が高い
地下室は、四方を土にさえぎられているため、遮音性がとても優れているといえます。 そのため、楽器を演奏するスタジオや大音量で映画や音楽を鑑賞する部屋として使うことに適しているといえるでしょう。
温度が安定している
地下室は日光の影響を受けないため、温度が安定しています。 そのため、ワインの保存をはじめ、温度管理が重要な用途に使うことが可能です。 加えて、夏の暑い日には地下室を避暑地として使うことができますよ。
地下室のデメリット
メリットがあれば、デメリットもあることはこの世の理。 メリットしかない!などという言葉は、まず疑うようにしてくださいね。 それはさておき、地下室のデメリットをご紹介します。
建設費がかかる
地上に家を建てる際は、なにもないところに家を建設するだけですが、地下に空間を作りたければ、地面を掘る必要がありますよね。 また、掘った後も壁や天井が崩れてきてはいけないので、空間を固定する必要があります。 上記のように、地下に空間を作ることにはコストが大きくかかってしまうというデメリットがあります。
結露が発生する
地上階の場合、冬場に発生することが多い結露ですが、地下の場合は夏に発生するケースが多いです。 なぜかというと、夏の暑くてじめじめした空気が、ひんやりした地下に入り込むからです。
地盤沈下や災害時のリスク
場所を選ばずに地下を掘削すると、地盤の強度や水道管に影響を与えることがあります。 水が漏れだしたり、地盤が沈下したりする恐れがあるので、地下室を作る際は、地盤調査結果や地歴をよく確認して、問題がないか確かめるようにしてください。 また、地下室からの出口を一か所しか設置していなければ、何らかの災害によって地下室の出口がふさがれた場合の逃げ道がなくなってしまいます。 特に地震による家具の倒壊には注意が必要であるため、家具の倒壊対策はしっかり行うようにしましょう。
地下室でスペースの有効活用を
地下室を設ける場合、やはり音楽関係の用途に使われることが多いです。 遮音性が高いため、気軽に音楽を楽しめたり、演奏の練習ができたりするので、特におすすめです。
また、大型スクリーンを配置して自分だけの映画館を作ったり、静かな仕事部屋として使ったりしている方もいます。 幅広い目的の使用が可能な地下室。気になる方はぜひご検討ください。 地下をつくる際は注文住宅で相談してみましょう!
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