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マイホームに表札はつける?表札がないとどうなるかを解説
最近ではマンションの集合ポストでも、名前が書かれていることが少なくなったと感じる人も多いかもしれません。
けれど、マイホームを建てるとなると表札をつけるか悩むものです。
「家を建てるときに表札はつけたほうがいいの?」
「表札をつけなくても問題ない?」
といった疑問が湧いてくることでしょう。
そこで今回は、マイホームに表札はつけたほうが良いのか、表札をつけないとどうなるかを解説していきます。
マイホームに表札はつける?歴史からみる表札のあり方
表札は、その家は誰の家かを表したものです。表札をみると、その家にどのような名字の人が住んでいるかが入り口で分かります。
一見、便利な表札ですが出さない家が増えてきた背景には何があったのでしょうか?
まずは表札のはじまりまで、歴史をさかのぼってみてみましょう。
表札の歴史は意外にも浅く、明治から使われ始めたという説が有力です。
江戸時代くらいまでは庶民に名字もなく、近所はみんな顔見知りであったそうです。
そのため、人に聞けば家を教えてもらうことができ、表札の必要性はありませんでした。
明治に入り庶民にも名字が与えられ、郵便制度が始まりました。
表札が一般的に使われ始めるようになったのはこの頃だそうです。
マイホームに表札をつけないとどうなる?
ここからは、マイホームに表札をつけないとどうなるかをみていきましょう。
プライバシーを守れる
現在は、個人情報保護の観点から、表札も個人情報と考え、表に出さない人が増えています。
実は、欧米ではプライバシー保護の目的から、表札をつける習慣がありません。
アメリカやイギリスで家の前に掲げられているのは、番地などの住所です。
名前を記載する表札は、日本だけの慣習といえるでしょう。
最近では、小学校でも帰宅時に校内で名札を回収する動きが広まっています。
そのため、子供の防犯上の観点から、表札を出さない家庭が増えているようです。
家が分かりにくくなる
表札を出さないと、家がわからず来客が道に迷ってしまうというデメリットが存在します。
また、郵便物や宅配便の誤配が起こることも考えられるでしょう。
欧米のように、住所だけで場所がわかるように表記はできないのでしょうか。
ところが、日本の場合は住所の記載だけでは間違いが防げないかもしれません。
理由は日本の番地の定め方にあります。宅地開発された新しい土地の場合は、役所が規定に沿って番地を決めていきます。
その途中で、土地の形状変更により全く同じ表示になってしまうケースがあるようです。
まとめ
日本で表札が使われるようになったのは、明治からという説が有力です。
海外では、住所だけを表示するため、表札は日本だけの文化といえます。
マイホームに表札をつけないと、プライバシーを守りやすくなるでしょう。しかし、郵便物や宅配便の誤配が起こる可能性もあります。
表札をつけるかどうか、自分なりの表札をつけるにはどうしたら良いか迷ったら、プロに相談してみませんか?
住宅設計のプロなら、希望に沿った表札の方を提案してくれるかもしれません。
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