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イングリッシュガーデンって何?その歴史や植栽についても解説します

せっかくマイホームを建てるなら、理想のお庭を手に入れたいものです。

お庭にも色々な様式がありますが、近年ではイングリッシュガーデンが人気を博しており、その自然な雰囲気は非常に魅力的です

新築をきっかけとしてガーデニングを趣味にしようと考えている方にもぴったりです。

 

しかし、実際にイングリッシュガーデンについて詳細に解説できる方は少ないのではないでしょうか?

そこでこの記事では、イングリッシュガーデンの概要、歴史、植栽について解説します。

そもそもイングリッシュガーデンって何?

イングリッシュガーデンはイギリスにおける典型的な庭で、草花や樹木のありのままの姿を庭に取り入れたものです。

自然本来の美しさを重視し、できるだけ人の手を加えないことがポイントとなるガーデニング法です

 

イングリッシュガーデンは、風景庭園とコテージガーデンの二つに大きく分けることができます。

風景庭園とは、湖や川といった風景を中心に庭を作っていく方法をいい、広大な土地が必要になります。

一方でコテージガーデンはというと、その土地に根ざした植物について先人の知恵から学び、それをいかに活用するかを実践した一軒家向きの庭を造る手法です。

コテージは、「小屋」や「田舎家」を意味します。

現在では、「イングリッシュガーデン」という言葉はほとんどの場合、コテージガーデンを指していると思ってもよいでしょう。

イングリッシュガーデンの歴史

ガーデニングは、イタリア式・フランス式・英国式の3つに大別されます。

近代的ガーデニングの発祥として、まず、ルネッサンス期におけるイタリア式庭園(露段式庭園)が確立されました。

 

それから、フレンチフォーマルガーデン(整形式庭園)が生まれました。

これの代表と言えるのがフランスのヴェルサイユ宮殿にある庭です。

フランス式は整ったデザインを特徴とする庭であり、左右対称の配置、円錐形や立方体形に刈り込まれた樹木などに注目するとよいでしょう。

 

一方、18世紀ごろのイギリスでは、このような整形型庭園とは異なり自然のあるがままの美しさを表現するために、イングリッシュガーデン(風景式庭園)が生まれたのです。しかし、風景式庭園には広大な土地や川の造成が必要であったため、貴族階級が趣味として楽しむことがほとんどでした

 

19世紀になると、イングリッシュガーデンはコテージガーデンへと派生していき、農家等の一軒家でも嗜めるものへと変容していきました。

イングリッシュガーデンはどうやって作る?

イングリッシュガーデンにおいて最も重要なポイントは、できるだけ自然に近い状態にすることです

人工的に見えないように、植物を不規則に植えたり曲線的な配置をしたりするよう心がけましょう。

ベンチや石畳等を設置するのであれば、その素材をレンガや木といった自然由来のものにするのがベターです。

次は、その具体的な方法(植栽や花の種類など)についての解説です。

イングリッシュガーデンの植栽

イングリッシュガーデンには宿根草のような多年草の植栽がおすすめです

一つの株から二年以上花を咲かせる植物を多年草といいます。多年草は毎年植え替える必要がないため、庭の維持が容易になります。

ただ育てやすいだけでなく、美しい花を咲かせるのも取り入れたいポイントです。

ではどんな多年草がイングリッシュガーデンに向いているのか、その代表的なものを紹介していきます。

バラ

バラはイングリッシュガーデンに不可欠と言っても過言ではありません。

育てにくいイメージがあるバラですが、病気等に強い品種もあり、そういった品種であれば栽培はそれほど難しくはないでしょう。

植栽の一例としては、つる性のバラでアーチを作ってみるのがおすすめです。

アプローチの入口にバラのアーチを設置すれば、庭園を鮮やかに魅せてくれるでしょう。

ラベンダー

ラベンダーは、実際には花ではなく低木という分類です。

美しい紫色の花を咲かせるだけでなく、ハーブティーやアロマとしても用いることが出来ます

鑑賞だけでなくそういった実用性を兼ねているため、満足度がさらに高まることでしょう。

ただしラベンダーは高温・多湿の環境に弱いため、夏がくる前に剪定を行い、風通しの良い状態にしておきましょう。

ペチュニア・クレマチス

より華やかな印象をお庭に与えたいという方は、ペチュニアやクレマチスといった豊富な色のバリエーションを持つ花を植えるのも手です。

どちらも育てやすい品種なので、初心者にもぴったりです。

新築の家でイングリッシュガーデンを堪能しよう

自然本来の美しさを重視するイングリッシュガーデンでは、バラ・ラベンダー・ペチュニア・クレマチスなどの多年草を植栽することをおすすめします。

イングリッシュガーデンは日本の狭小住宅の庭でも実現することができます。

庭のスペースが小さくて困っているという方は、ぜひ一度専門家に相談して、イングリッシュガーデンを実現してみてはいかがでしょうか?

庭を含めた住宅についてのご質問等がございましたら、ぜひtattaまでご相談ください。

 

tattaでは、直接話し合いをしながら家づくりを進めることができるため、家づくりに関する様々な相談対応も可能です。

ぜひお気軽にご相談ください!