入浴後を快適に!
お風呂に入ってさっぱりしたのに汗をかいたり、体をしっかり温めてから出たのに湯冷めしたという経験はありませんでしょうか?
特に暑い夏や、寒い冬には、脱衣所でそのようなことに巻き込まれてしまいます。
脱衣所の気温差の対策として、扇風機やストーブを使うだけではうまくいかないものです。脱衣所の温度調節はそれほどに難しいものなのです。
また、「ヒートショック」という言葉も近年よく耳にしますよね。
「ヒートショック」とは、急激な温度差により、血圧が上下し、心筋梗塞や脳内出血などを引き起こす現象を言います。最悪の場合、死亡するケースもあります。
特に65歳以上の高齢者や、持病のある方は要注意です。そのため、三世代での住宅利用や、将来、家族にその危険性があることを考慮すると、施工段階から脱衣所の温度調節に焦点を当てておくべきです。
この記事では、前述した暖房器具の他に、脱衣所の温度調節をする方法を紹介していきます。
脱衣所に「エアコン」を導入!?
脱衣所の温度管理方法として、「エアコンを設置する」のも一つの手です。
脱衣所は1坪(約2畳)程度の面積が一般的で、「なんでそんな狭い空間に取り付けるの?」と感じる方もいらっしゃると思います。
ただ、脱衣所用の小型エアコンが近年開発されているのです。
扇風機は、空間の気温を下げることはできません。電気ヒーターは、空間が温めてくれますが、時間がかかってしまいます。そこで、エアコンが便利なのです。場所を大幅に取ることもしないので、脱衣スペースを確保しながら、少ない手間で温度調節が可能です。
施工後の住宅の脱衣所に追加でエアコンを設置する場合、余計なコストは避けられません。
一つの例を挙げると、あるエアコン設置例では、3畳で75,000円を支払ったケース(コンセント工事費含む)もあるようです。
無駄なコストは省きたいものです。そのためにも、将来のどんな生活をしているのかを予測し、家づくりの時点で、エアコンの導入を検討することが大切です。
「高気密高断熱住宅」にも優れた機能が!
温度管理を実現する他の方法としては、家を「高気密高断熱住宅にする」ことも効果的です。
エアコンを使うことによる室内の乾燥をカバーしたい方にとっては、特にこの方法が機能してくれます。
いくら住宅のプロが作ったからといって、目に見えないレベルの隙間等がないわけではありません。
そのような隙間からでも、熱は出入りするのです。
しかし、「高気密高断熱住宅」では、断熱材や気密テープを、壁、床、天井などに使用することで、より高い断熱性と気密性を確保することができます。
高気密高断熱住宅では、家全体の温度が、どこでも同じレベルで維持されるため、これまで述べてきた脱衣所における温度管理に関する問題の解決につながるかもしれません。
その上、住宅の光熱費カットにもつながるため、省エネ効果も期待できる優れものです。
家づくりで悩んでいませんか?
tattaでは、直接話し合いをしながら家づくりを進めることができるため、家づくりに関する様々な相談対応も可能です。
ぜひお気軽にご相談ください!