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障子を張り替える方法!貼り替えに最適な天気についても解説
張り替えてからしばらくすると、和室の障子が日に焼けたり、破れたりすることがあります。
障子の張り替え方法は、たまにしか行わないので、張り替え方がわからないという方も多くいらっしゃることでしょう。
今回は、障子の張り替えに関する基礎知識と、張り替え方法を紹介します。
Contents
障子の張替えをするには
障子紙が破れていなくても、年に一度は張り替えることをおすすめします。
夏の直射日光で、障子紙は日に焼けることがあるためです。
ここでは、張替え前の基礎知識を紹介します。
張替えは雨の日が最適
障子の張替えは、雨の日や雨の翌日がベストだといわれます。
理由は、湿気の多い日が張り替えに向くためです。
湿気の多い日に張り替えを行うと、障子紙が湿気を吸い込んだ状態で張ることができます。すると、晴れた日には、障子紙がきれいに乾き、ピンと伸びた状態になりますよ。
障子枠の外し方
障子を張り替えるには、まずは障子の枠を外す必要があります。
障子枠は、ケンドン式という溝に建具をはめ込む方法で取り付けられている場合がほとんどです。下側から一度障子を持ち上げ、手前に引っ張り、溝から取り外します。
押し入れの襖などと、同じ形状で取り付けられていることが多いでしょう。
木造住宅では、まれに、鴨居がたわんで、建具が引っかかり抜けづらくなる場合があります。
障子枠が外しづらいと思ったら、「テコの原理」を利用しましょう。
敷居側に、マイナスドライバーを差し込み、持ち上げるようにして外します。
力を入れすぎると、枠に傷がつくなど破損の原因となるため、注意しましょう。
障子紙の張り替えに使う道具
- 障子紙
- 障子糊
- 糊刷毛
- 霧吹き
- 障子紙用カッター
- マスキングテープ
障子の張替えに必要な道具は、ホームセンターで購入できます。
障子紙用のカッターとは、障子紙が糊で半乾きの状態でも、よれずにスムーズに切れるという便利な道具です。
障子を張り替える方法
ここでは、障子の張り方を紹介します。
今回ご紹介する張り方は、あくまでも一例です。
刷毛を使用しない障子糊や、糊が不要な障子紙なども存在します。
張り替えを行う場合は、商品の説明をよく読んで使用しましょう。
1:障子を剥がす
まずは障子を枠から剥がす作業です。
霧吹きや水を含ませたスポンジなどで、糊のついている枠を湿らせ、5〜10分程度置いてください。
時間が経つと糊の接着力が弱まるため、障子紙を端からゆっくりと剥がしていきます。
なかなか剥がれない場合は、水分をさらに含ませると良いでしょう。
2:枠を乾燥させてホコリを取り払う
古い障子紙を剥がしたら、新しい障子紙を張る準備を行います。
新しい紙を張る前に、枠を十分に乾かして、ホコリもしっかりと拭き取りましょう。
3:障子紙をカットする
次は、新しい障子紙の準備です。
マスキングテープで枠に仮止めして上を揃え、障子紙を広げましょう。
枠よりも少し大きめに、カッターで障子紙を切っていきます。
枠の大きさより少し大きめにカットするのがコツです。
4:枠に糊付けをする
障子紙のカットが終わったら、枠に糊を付ける作業です。
先程の仮止めはそのままの状態にして、糊刷毛を使い、障子糊を枠に均等に塗ってください。
糊をつけすぎてしまった場合は、濡れタオルで拭いましょう。
5:障子紙を張る
均一にのりを塗ったら、仮止めした箇所から障子紙を引っ張るようにして端から張っていきます。
たわまないように、丁寧に作業するのがポイントです。
6:はみ出した部分をカットする
障子紙が張り終えたら、余分な障子紙をカットしましょう。
十分に乾燥させたら、新しい障子の完成です。
障子の張替えをして美しさをキープしよう
古くなった障子を美しくすると、見た目もリフレッシュされ、インテリアの美観を保つことができます。
小さいお子様がいるご家庭や、ペットのいるご家庭では、障子を張り替える頻度も高いかもしれません。
鴨居がたわむなどして、障子枠の張り替えに苦労する場合は専門家に相談してみませんか。日本の住宅に詳しいプロなら、家を新築する際にも適切なアドバイスを行えます。
tattaでは、直接話し合いをしながら家づくりを進めることができるため、家づくりに関する様々な相談対応も可能です。ぜひお気軽にご相談ください!