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浸水被害に備える家!家を建てるときの水害の対策方法3つ
台風や集中豪雨が起こると、想像以上に降水量が多くなります。
2019年に武蔵小杉で起こった水害のニュースも、記憶に新しいのではないでしょうか。
ゲリラ豪雨や台風の影響で、思わぬ場所で床上浸水・床下浸水が起こる場合があります。
家を建てるなら、浸水被害に強い家にしたいですね。
今回は、浸水被害の詳しい内容と、被害を最小限にするための具体的な対策方法3つをご紹介していきます。
水害に強い家を建てたい方は、ぜひご覧下さい。
Contents
浸水被害ってどんなもの?
台風や集中豪雨で起こる床下浸水は、住宅に大きな被害を及ぼします。
土砂や下水を含んだ汚泥が床下に入り込み、土砂やごみ等がたまり匂いがする場合もあるでしょう。
また、基礎に汚泥が入り込むと、カビやダニなどの被害が出やすくなります。
木造住宅では、土台や柱が腐ってしまうと、家全体の歪みや強度、耐久性にも影響が出てしまうことも……。
床上浸水ともなると、住宅だけでなく家財も被害に遭う場合があります。
和室の上に汚泥が流れ込み、畳が使い物にならなくなった、テレビや冷蔵庫の家財が使えなくなったということもあるでしょう。
被害を最小限に抑えるために、事前にできる対策をしておくことをおすすめします。
浸水被害の対策方法3つ
浸水被害を未然に防ぐ方法として、以下3つに絞ってお伝えしていきましょう。
- 新築時にできる建築の対策
- 外構でできる対策
- 一時的にできる対策
それぞれ説明していきます。
建築での対策は盛土と高基礎
家を建てるときにできる施工の工夫としては、以下2つがあります。
- 敷地に盛土をして地盤の高さを上げる
- 基礎を高く設計して、床の高さを上げる
近くに河川がある場合や、家を建てる土地の地盤面が低い場合は、盛土をしておくと良いでしょう。
土地全体の高さを上げるため、建物だけでなく車や屋外の設備も守れます。
住宅の基礎を高くする方法では、床の高さが上がるため、床上浸水が起こりにくくなります。
盛土と高基礎は、新築であるからこそできる浸水対策と言えるでしょう。
外構でできる対策はコンクリート塀
外構工事でも、浸水被害を防ぐ方法があります。
家全体をブロックやコンクリート塀で囲う方法です。
出入り口である門扉の部分は、大雨の際に板状の止水板を立てると良いでしょう。
次の項では門扉部分にできる、一時的な対策方法を紹介していきます。
一時的な対策は土のうや止水板
台風やゲリラ豪雨の直前に一時的にできる浸水対策としては、以下2つがあります。
- 土のうを積む
- 止水板を立てる
土のうとは、麻やポリエチレンの大きな袋に土や砂を詰めたものです。
土木工事などで、土のうが積み上げられているのを一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
家の前に土のうを積み上げておくと、水や泥が住宅内に侵入するのを防げます。
また、止水板を立てて水をせき止める方法も有効です。
止水板とは、軽量のアルミパネルなどでできた水をせき止めるための板のことです。
また、ブルーシートをかけたベニヤ板をブロックで立て、止水板を自作する方法もあります。
材料をホームセンターで買い揃えておき、備えておくと良いでしょう。
浸水対策にはハザードマップを利用しよう
過去に洪水や浸水の被害が出た地域であるかどうかは、各自治体の「ハザードマップ」災害予測図で調べられます。
家を建てる前に、水害や地震、土砂災害、噴火などの自然災害について、被害の範囲や程度
を知っておくと良いでしょう。
また、避難路を事前に知り、自宅周辺の災害危険度を理解しておくことも大切です。
まとめ
台風や集中豪雨による床上浸水、床下浸水などの被害にあうと、修繕に大変苦労します。
事前にできる方法として、建築や外構の施工で対策できます。
臨時の対策として、土のうや止水板を準備しておくことも有効ですよ。
事前に水害の対策をしておくと、万が一の台風の際にも慌てずに暮らせますね。
安心して住める家作りを実現しましょう。
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