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畳のお手入れ方法を学ぼう!②カビの掃除方法と予防法
全3回に分けて、畳のお手入れ方法を学んでいくこのコラム。 今回は、畳に生えてしまったカビの掃除方法です。
畳のカビの原因と対処法

カビの原因
畳の素材である「い草」は非常に水分を吸収しやすい性質を持ちます。 そのため、部屋の湿度が70%を超えてくると、カビが発生する確率がぐんと高まります。 加えて、カビの餌となる埃や皮脂などがあると、余計に発生しやすくなるのです。 い草のおかげで湿度の調整をしてくれる働きがありますが、湿度が高すぎると調湿機能も対応しきれないのですね。 まずはカビが生えないように、湿度や部屋の汚さなどの条件を揃えないようにすることが大切です。 例えば、梅雨の時期には、湿気取り剤や除湿機を利用すること、そして普段からこまめな掃除で汚れを拭き取っておくことが、カビの予防につながります。カビの対処法
カビは、広がってしまう前に対処する必要があります。 用意するものは、「アルコール除菌スプレー・雑巾」の2点だけです。 ただ準備として、換気をし、マスクとゴム手袋などを着用した方が、より万全ですね。 具体的な掃除方法を説明します。 ①アルコール除菌スプレーを雑巾にたっぷり吹きかける ②カビの生えている場所に雑巾を当てる ③カビを取り除く ④しっかりと乾燥させる これで、畳のカビを取り除くことができるでしょう。 雑巾を当てる際は、当て布でしみ抜きを行うように、当てる面をこまめに変えていきます。畳のカビを雑巾に移すようなイメージで行うと良いでしょう。 畳のカビを掃除する際に、やってはいけないことも頭に入れておきましょう。 ・水拭き掃除 ・掃除機や叩いて取り除こうとする掃除 ・カビキラー等の使用 すでに湿気が多いがために発生したカビに対して、湿気を与えかねません。 また、カビの物質は非常に軽いので、掃除機などで処理しようとすると、舞い上がってしまうので注意してくださいね。畳のカビを繁殖させないための予防法
