自然災害から家族を守る!ハザードマップを活用した安心・安全な家づくり | 飯塚 福岡・筑豊の注文住宅tatta

BLOGブログ

NEW

お役立ち情報

自然災害から家族を守る!ハザードマップを活用した安心・安全な家づくり

最近では地震や豪雨といった自然災害のニュースを目にする機会が増え、「もし自分の住んでいる地域で起きたら…」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

こうした災害リスクが高まる中で、家づくりにおいてはデザインや間取りだけでなく、安全性も欠かせない視点となっています。

そこで注目したいのが「ハザードマップ」の活用です。

ハザードマップを使えば、地域ごとの災害リスクを事前に知ることができ、安全性を重視した土地選びや家づくりに役立てることができます。

今回は、ハザードマップの見方や活用方法、そして自然災害から家族を守るためにどのような住まいの工夫が必要なのかを、具体的にご紹介します。

 

ハザードマップで把握すべきリスクって?

リスク管理の文字

まずは、ハザードマップを見て、自分の住もうとしている地域にどんなリスクがあるのか確認しましょう。

ハザードマップには、洪水・浸水の危険性や土砂災害の可能性、地震による揺れの強さ、津波の到達予想といった細かな情報が掲載されています。

これらのリスクを把握したら、次はそれぞれに対応した家づくりの対策を考えていきます。

 

災害別に見る、家づくりの対策ポイント

それでは、災害の種類ごとに必要な家づくりの工夫を見ていきましょう。

水害対策:地盤と建物の高さがカギ

洪水や浸水のリスクが高い地域では、まず土地の高さに注目することが大切です。

可能であれば、できるだけ高い場所を選ぶことで、水の被害を受けにくくなります。

どうしても低地に建てる場合は、建物の1階部分を高く設計する、いわゆる「ピロティ構造」を取り入れることで、水の侵入リスクを軽減できます。

また、雨水を効率よく排出できるよう、排水管の容量や敷地内の勾配設計にも工夫が必要です。

浸水の可能性が高い場合は、水の侵入を防ぐ防水板の設置も検討してみましょう。

地震対策:耐震性能を高める

地震の文字と倒壊した家の模型

地震のリスクが高い地域では、建物自体の耐震性を高めることが最優先です。

耐震等級3の住宅を選ぶことで、一般的な建築基準よりも高い強度を確保できます。

また、揺れを吸収する「制震装置」や、建物の揺れそのものを抑える「免震構造」の導入も有効です。

屋根材はなるべく軽いものを使用し、建物の重心を低く保つようにしましょう。

壁の量や配置バランスにも配慮することで、全体の安定性が向上します。

また、家具の固定や落下防止対策も忘れずに行いましょう。

土砂災害対策:立地選びと擁壁の強化

土砂災害のリスクがある地域では、建てる場所そのものの見極めが重要です。

特に急傾斜地や土砂災害警戒区域は、安全性の観点から可能な限り避けるべき場所と言えます。

どうしてもその地域に住む場合は、擁壁の強化や排水設備の充実を図りましょう。

また、家の配置や向きにも配慮が必要です。

斜面に対して側面を向けるよりも、正面か背面を向けるほうが土砂の衝撃を受けにくくなります。

津波対策:垂直避難を考える

電柱に掲示された海抜4mの看板

沿岸部に住む場合、津波への備えも欠かせません。

もっとも安全なのは高台に住むことですが、それが難しい場合には、建物内での垂直避難を前提とした設計が必要です。

例えば、3階建て以上の建物にすることで、高い階層に一時的な避難場所を確保できます。

屋上に避難スペースを設けるのも有効な対策のひとつです。

また、避難を迅速に行えるよう、階段の幅を広めに設計し、高齢者でも上りやすい構造にすることも重要です。

加えて、1階部分の壁を強化し、水圧に耐えられる構造にしておくことで、津波による建物の損壊リスクを減らせます。

 

災害時の生活を支える「ライフラインの確保」

どんな災害にも共通して重要なのが、ライフラインの確保です。

災害が起きた後、停電や断水が長期間に及ぶことも珍しくありません。

こうした事態に備えるには、太陽光発電と蓄電池の組み合わせが非常に有効です。

昼間に発電し、夜間や停電時には蓄電池から電力を供給することで、一定の生活レベルを維持できます。

さらに、雨水タンクを設置して生活用水を確保する、家庭用ガス発電機を備えておくといった工夫も、災害時の備えとして有効です。

こうした備えをしておくことで、災害時にも安心して暮らしを続けられます。

 

まとめ

ハザードマップを活用した安全な家づくりは、家族の命を守るうえで大切なことです。

地域のリスクを把握し、それに応じた対策を講じることで、災害に強い住まいを実現できます。

もちろん、すべての対策を一度に行うのは難しいかもしれません。

無理なく始められる対策から取り入れていくことで、暮らしの安全性は着実に高まっていきます。

家づくりは夢をカタチにする楽しい作業ですが、同時に「命を守るシェルター」を作る大切な工程でもあります。

デザイン性と防災性、その両方を兼ね備えた住まいを目指して、後悔のない選択を重ねていきましょう。

 

tattaでは、直接話し合いをしながら家づくりを進めることができるため、家づくりに関する様々な相談対応も可能です。 ぜひお気軽にご相談ください!