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夏の体感温度を下げよう!涼しさを体感する打ち水のやり方
日本人の古来からの知恵として、現代でも取り入れられている打ち水。
水に撒くだけで手軽にできて、玄関先に涼しさを体感させてくれます。
しかし、どうして打ち水をするのか、方法はどうやるのかよくわからない人も多いかもしれません。
そこで今回は、打ち水の効果ややり方を詳しく紹介します。
Contents
打ち水ってなに?
打ち水は、水を庭や道路など地面に撒くという簡単な方法で、温度を下げたり乾燥を防いだりすることができます。
夏の暑さを和らげるだけでなく、道の土埃をしずめる効果も期待できますよ。
打ち水は、水が液体から気体に気化するときに、周囲の熱を吸収するという気化熱の原理を利用しています。
また、打ち水にはその場を清めるという意味合いもあり、お客様への気遣いとしても行われていました。
玄関先や家族が往来する場所に打ち水をすることで、心地よく通れるようにしていたのでしょう。
打ち水の効果は?
打ち水には、どんな効果があるのでしょうか。
打ち水の効果は、主に以下の4つです。
- 地面の温度が下がる
- 埃が舞いにくくなる
- エネルギーを消費せず気温を下げる
- 空気の乾燥を防ぐ
ここでは、それぞれの効果を詳しく紹介します。
地面の温度が下がる
打ち水をすると、地面の温度が下がります。
特に、熱をため込みやすいアスファルトやコンクリートに打ち水をすると、効果を感じられるでしょう。
埃が舞いにくくなる
打ち水をすると、土埃が舞いにくくなるのもメリットです。
従来の打ち水の目的は、このホコリを鎮めることが一番の目的でした。
エネルギーを消費せず気温を下げる
打ち水は、電気やガスなどのエネルギーを使わずに気温を下げることができます。
涼しさを感じるために、冷房器具などがなかった時代では、打ち水をすることで地熱が下がるのは、大きな効果を感じたことでしょう。
打ち水に、お風呂の残り湯や雨水、エアコンの室外機に溜まった水など二次利用用水を使えば、お金もかかりません。
空気の乾燥を防ぐ
打ち水をすることで、空気の乾燥を防ぐことができます。
夏の日照りが続き、乾燥しやすい時期に、打ち水で湿度を保つ効果も期待できるでしょう。
打ち水のやり方
ここまで打ち水の効果を詳しく見てきました。
では、打ち水を行うときは、どんな点に注意すべきなのでしょうか。
打ち水をするときは、時間帯と場所に注意しましょう。
打ち水に向く時間帯
打ち水は、朝と夕方に行うのがおすすめです。
気温が上がった昼間に打ち水を行うと、湿度が急に上がりやすくなるため注意しましょう。
夕方の涼しくなる時間帯の少し前に撒くことで、体感温度を下げることができます。
打ち水では、庭先や玄関先に水を撒きます。
打ち水をする場所
打ち水では、庭先や玄関先に水を撒きます。
ベランダや外壁に打ち水を行うという選択肢もあります。
ただし、外壁に水を撒く際は、上から下にかけることを心掛けましょう。
外壁の種類によっては、下から水を撒くと、継ぎ目から中に浸水する可能性があります。
また、エアコンの室外機の周辺に水を撒くと、冷房能力の効率化が図れると言われていますよ。
水の量に注意する
打ち水では、撒く水の量に注意しましょう。
あまり水を撒きすぎると、水たまりができたり蒸発するのに時間がかかってしまいます。
一度に大量に撒くよりは、小まめに撒くことをおすすめします。
打ち水や体感温度を下げる工夫はプロに相談しよう
打ち水は、環境にもやさしく夏の体感温度を下げる効果が期待できます。
住宅は、窓の位置や日差しを遮る工夫をすることで、夏の暑い時期でも涼しさを感じられる間取りが作れます。
家の中の風の通り道や、日陰をうまく利用する間取りに関しては、住宅のプロに相談してみませんか。
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