ブラックチェリー材の特徴は?経年変化による色合いの変化を楽しもう
高級木材として名高い「ブラックチェリー」
ブラックチェリーと聞いて、皆さんは果物を思い浮かべるかもしれませんね。
しかし、建築のお話でブラックチェリーと聞いたら、まず「ブラックチェリー」という木材のことだと思ってくださいね。
実は、
高級木材として名高いブラックチェリー。
人気があり、世界の広い場所で建築材として使われています。
今回はブラックチェリー材の特徴をご紹介して、人気の秘密に迫ることにしましょう!
ブラックチェリー材の特徴は?
ブラックチェリーとは、アメリカンブラックチェリーやワイルドチェリーと呼ばれることもある、
バラ科の広葉樹です。
日本産のサクランボより大きく、赤黒い色の実をつけるので、実がスーパーで売られている光景をよく目にするかもしれません。
一方でその実を支える木は、昔から高級木材として、ウォールナット材と同様に愛されていたのです。
ブラックチェリーの最大の特徴は色合いにあり、
辺材は琥珀色から乳白色、心材は淡い紅褐色から濃い紅褐色のものがあり、場所によって微妙に色が異なります。
また、使い込むうちに経年変化によって、色合いがあめ色に変化していき、変化のスピードが速いので、早くから使い込んだ色を楽しむことができる点も魅力です。
ブラックチェリー材の長所
ブラックチェリー材の色合いについてお伝えしましたが、愛されているブラックチェリー材にはまだまだ様々な長所があります。
では、順に紹介していきましょう。
木質が柔らかく加工がしやすい
ブラックチェリーは、木質がやや柔らかく、加工がしやすいことでも知られています。
そのため、
表現の幅が大きく、複雑な形のモノでも作ることができるのです。
木肌がきめ細かく表面の仕上がりが美しい
節がほとんどなく、きめ細やかな木肌が特徴のブラックチェリー材。
家具に加工した際の仕上がりが美しく、高級感が漂います。
心材の耐久性が高い
心材の耐久性が高く、ブラックチェリーでつくられた家具は、長い間楽しむことができます。
経年変化を楽しめる
先程もご紹介しましたが、
経年変化はブラックチェリー材の最大の特徴といっても過言ではありません。
使い込むうちにあめ色へと変化する色合いは、使用する人に歴史を感じさせ、見るものを楽しませることでしょう。
ブラックチェリー材の短所
木材に限ったことではありませんが、すべての長所は短所になり得ます。
ここでは、ブラックチェリー材の短所についてご紹介していきます。
辺材が虫害に弱い
先程、心材の耐久性の高さを長所としてあげましたが、一方で、
辺材は虫害に弱いという短所があります。
表面に傷がつきやすい
これまた、長所の裏返しなのですが、
柔らかいので、表面に傷がつきやすいです。
家具などの表面を塗装で保護することによって、傷がつきにくくすることはできますよ。
経年変化に我が家の歴史をのせて
ブラックチェリーの家具を家に取り入れることで、
高級感のある部屋を演出できます。
また、経年変化した家具を見ながら、わが家の歴史を振り返ることもできますよ。
長い間一緒に過ごした家具は、家にとって、きっと大切なものになることでしょう。
注文住宅では、経年変化をはじめとした木材の特徴を熟知しているので、適した場所に適した木材を使うことが可能です。
「暖かい感じの木材で統一したい」「フローリングは汚れに強い材質のモノがいい」など、おおまかなご要望でも、力になれます。
木材で作る家のことなら、建築のプロにぜひご相談下さい。
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