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2025.07.22
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暮らしやすさはコンセントで決まる!高さ選びで失敗しないためのポイント

毎日の生活の中で、何気なく使っているコンセント。

しかしその「高さ」や「位置」が、住まいの快適さや利便性を大きく左右することをご存知でしょうか?

理想のマイホームを建てる際、多くの人が間取りやデザインに目を向けがちですが、コンセントの計画がおろそかになると、「かがまなければ使えない」「家具を動かせない」「配線がごちゃつく」など、入居後に後悔する原因になりかねません。

日々の家事や在宅ワークなど、効率よくこなしたいシーンが増える今だからこそ、ストレスなく使えるコンセントの高さや位置はとても重要です。

そこで今回は、快適な暮らしをサポートする「コンセントの適切な高さ」について、専門家の知見と実際に家づくりを経験した方々の声をもとに解説します。

 

「ちょうどいい」高さはどこ?用途別に見るコンセントの最適な高さ

コンセントを点検する女性

コンセントの設置高さは、一般的に床から30cm〜45cmの範囲が基本とされています。

しかし実際には、使う場所や目的によって「ちょうどいい高さ」は変わります。

ここでは、部屋ごとのおすすめの高さをご紹介します。

リビング・ダイニング

リビングやダイニングでは、床から40cm~50cmの高さが使いやすいとされています。

テレビ、掃除機、パソコンなどを使う機会が多いこのエリアでは、立ったまま差し込みやすい高さが便利です。

家具の陰に隠れない位置にすることで、見た目もすっきり保てます。

キッチン

キッチンのコンセントは、作業台の上に設置するのが一般的です。

床から90cm~100cmの高さにあると、トースターや炊飯器などの調理家電がスムーズに使えて便利。

また、シンク下や冷蔵庫の近くにも補助的にコンセントを設けておくと、より使い勝手が向上します。

寝室

寝室では、ベッドサイドテーブルの高さに合わせて、床から60cm~70cmの位置にコンセントを設置するのがおすすめです。

スマートフォンの充電や読書灯の使用に便利な高さです。

寝室の読書灯

洗面所・浴室

洗面所や浴室のまわりでは、水まわりという特性上、床から120cm以上の高さに設置するのが基本です。

水濡れを防ぐためにも、必ず防水仕様のコンセントを選ぶようにしましょう。

 

コンセント配置の失敗を防ぐポイント

適切な高さに加えて、以下のポイントに注意することで、より使いやすいコンセント配置を実現できます。

必要な数をしっかり確保する

各部屋の用途や使用する電化製品の数を考慮して、十分な数のコンセントを設置しましょう。

特に、リビングやキッチンなど、電化製品を多く使用する場所では多めに設置するのがおす

すめです。

キッチン家電を使う女性

将来の変更を見据える

家具の配置や生活スタイルの変化を想定して、余裕を持ったコンセント配置を心がけましょう。

壁の両サイドに設置するなど、フレキシブルな使用を可能にする工夫も効果的です。

子どもの安全を考える

小さなお子さんがいるご家庭では、安全カバーの取り付けや高い位置への設置など、事故防止策を講じることが大切です。

また、子どもの成長に合わせて高さを変更できるよう、計画段階から考慮しておくとよいでしょう。

特殊な用途も考慮する

ホームシアターやホームオフィスなど、特殊な用途の部屋では、それに合わせたコンセント配置が必要です。

床下や天井にコンセントを設置するなど、柔軟な発想が快適な空間づくりにつながります。

 

まとめ

コンセントの高さや配置は、一見些細なことのように思えますが、日々の暮らしの快適さを大きく左右します。

適切な高さ、十分な数、将来を見据えた配置を心がけることで、より使いやすく安全な住まいを実現できるでしょう。

注文住宅の家づくりを検討されている方は、設計段階からこれらのポイントを建築プランナーや電気工事の専門家と綿密に相談することをおすすめします。

細やかな配慮が行き届いた電気設備計画が、理想の住まいづくりの重要な一歩となるはずです。

 

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