BLOG

ブログ
2025.07.10
お役立ち情報
ブログ

靴の脱ぎ履きがもっとラクに!玄関に「腰かけスペース」を設けるメリットとは?

毎日必ず通る玄関は、住まいの「顔」ともいえる大切な場所。

外と内をつなぐこの空間では、靴の脱ぎ履きや買い物帰りの荷物整理など、何かと動作が集中しがちです。

「立ったまま靴を履くのが大変」「荷物を持ちながら鍵を探すのが煩わしい」そんな小さな不便を感じたことはありませんか?

そんな時に役立つのが、玄関に設ける「腰かけスペース」。

少しのスペースを確保するだけで、靴の脱ぎ履きがぐっとラクになるうえ、荷物の一時置き場や収納スペースとしても活躍します。

子育て中のご家庭はもちろん、シニア世代にもやさしい設計です。

今回は、限られたスペースでも実現できる腰かけスペースの工夫や、そのメリットについて詳しくご紹介します。

 

玄関の腰かけスペースがもたらす3つのメリット

玄関に腰かけられるスペースをつくることで、毎日のちょっとした動作がかなり快適になります。

ここでは、代表的な3つのメリットをご紹介します。

1. 靴の脱ぎ履きがラクになる

腰をかけられる場所があるだけで、靴の脱ぎ履きは格段にラクになります。

無理な体勢でバランスを取る必要がないため、足腰への負担も軽減できます。

特に高齢の方や妊娠中の方、小さなお子さまにとっては大きな助けになるでしょう。

座ってゆっくり靴紐を結んだり、ブーツを脱いだりできるため、動作に余裕が生まれます。

玄関に座って靴を履く子ども

2. 荷物の一時置き場として便利

買い物帰りやお出かけの後など、荷物を抱えて帰宅するシーンは多いもの。

そんなときも腰かけスペースがあれば、そこに荷物を置いて両手を空けられるので、鍵の開け閉めや靴の脱ぎ履きがスムーズに行えます。

また、宅配便の受け取り時にサインをする際の作業台としても重宝します。

3. 収納スペースとしても活用できる

腰かけスペースの下に収納を設ければ、限られた玄関スペースを無駄なく使えます。

季節の靴やお子さんの外遊び道具、ペットの散歩グッズなど、散らかりがちなアイテムをすっきりまとめるのに最適です。

見た目も整い、急な来客時にも慌てずに対応できます。

 

玄関の腰かけスペースの設計例

腰かけスペースは、玄関の広さやご家族のライフスタイルに合わせて、さまざまな形で取り入れることができます。

ここでは、代表的な3つのタイプをご紹介します。

■ ベンチタイプ

もっともオーソドックスで取り入れやすいのが、ベンチタイプの腰かけスペースです。

壁沿いに設置すれば動線を妨げず、空間に自然に溶け込みます。

木材を使えばナチュラルで温かみのある印象に、スチールやアイアン素材ならシャープでモダンな雰囲気に。

座面を跳ね上げ式にすれば、下部を収納として活用できるのも魅力です。

ベンチタイプの腰掛けスペース

■ 折りたたみ式

スペースに余裕がない玄関には、折りたたみ式の腰かけが便利です。

使わないときは壁に折りたたんで収納できるので、邪魔になりません。

来客時や荷物の多い日など、必要なときだけ出して使えるため、省スペースながら実用性もバッチリです。

■ 靴箱一体型

靴箱の上部に腰かけスペースを設ける設計も人気のスタイル。

靴の収納と腰かけを一つにまとめることで、限られた玄関スペースを有効に使えます。

座面の下に引き出しをつければ、小物やお手入れ用品の収納にも対応できます。

見た目もすっきりして、統一感のある玄関に仕上がりますよ。

 

腰かけスペースを快適に使うためのポイント

せっかく設けた腰かけスペースも、使いにくければ意味がありません。

毎日の暮らしでしっかり活躍させるためには、次のような点に気を配ることが大切です。

使いやすい高さと奥行きにする

座りやすさの基本は「高さ」と「奥行き」です。

一般的には、高さは40〜45cm、奥行きは30〜40cm程度が目安。

大人がしっかり腰をかけて靴を履けるサイズ感を意識しましょう。

ご家族の体格に合わせて調整することで、さらに快適な使い心地になります。

安全のために滑りにくい素材を選ぶ

座面の素材は、見た目だけでなく安全性も重視したいポイント。

特に雨の日や冬場は靴底が濡れて滑りやすくなるため、滑りにくい仕上げが安心です。

木材やファブリック素材など、手触りがよく温かみのある素材なら、玄関の印象も柔らかくなります。

木材とレンガ調のおしゃれな玄関

照明で使いやすさアップ

​​靴の脱ぎ履きや荷物整理をスムーズにするには、明るさも重要です。

腰かけスペースの近くに照明を設けることで、暗くなりがちな玄関でも快適に使えます。

足元をやさしく照らすフットライトや、ピンポイントに照らせるスポットライトがおすすめです。

 

まとめ

玄関に腰かけスペースを取り入れることで、日々のちょっとした動作がぐんとラクになります。

靴の脱ぎ履きがしやすくなるのはもちろん、荷物の仮置きや収納スペースとしても役立つ、実用性の高いアイデアです。

玄関は、家族が毎日通る場所であり、来客を迎える「住まいの顔」。

そんな空間に快適さと機能性をプラスすることで、暮らし全体の心地よさが一段と高まります。

これから注文住宅をご検討の方は、ぜひ設計段階から腰かけスペースの導入を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

プロの設計士と相談しながら、家族の暮らしに合った玄関づくりを進めていくことで、長く愛せる住まいを実現できるはずです。

 

tattaでは、直接話し合いをしながら家づくりを進めることができるため、家づくりに関する様々な相談対応も可能です。 ぜひお気軽にご相談ください!