BLOG
ブログ狭い家でも注文住宅で叶える在宅ワーク空間|空間づくりのポイント
これから注文住宅を検討している方の中には、「土地が狭いから、在宅勤務用のスペースなんて確保できないのでは」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
在宅勤務が当たり前になった今、家づくりを考えるうえで仕事場をどう確保するかは、多くの方にとって大切なテーマになっています。
実は、土地や建物が狭くても、新築の設計段階から工夫を取り入れることで、家族と気持ちよく共存できる在宅ワーク空間を実現することは十分に可能です。
今回は、狭い家でも注文住宅ならではの工夫で在宅ワーク空間を叶える方法について、間取りのアイデアから打ち合わせで確認しておきたいポイントまでご紹介します。
なぜ新築段階で在宅ワークスペースを考えることが大切なのか

在宅勤務のためのスペースというと、リフォームで後から作るイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし、後付けの場合はどうしても既存の壁や配線の位置に制約され、思うような場所に作れないことがあります。
一方、新築の注文住宅であれば、間取りや電源計画、収納の配置など、家全体のバランスを見ながら在宅ワークスペースを組み込むことができます。
狭い土地であればあるほど、最初の設計段階でどこにどう配置するかが、暮らしやすさを大きく左右するといえるでしょう。
とくに狭小地に建てる場合は、床面積を無駄にできないからこそ、間取り全体の中でワークスペースの居場所をどう確保するかという発想が重要になってきます。
狭い家でも在宅ワークスペースを確保できる間取りの工夫

限られた床面積の中でも、工夫次第でワークスペースを確保することは可能です。
ここでは、狭小地の注文住宅でよく採用される具体的な方法を見ていきましょう。
・1 デッドスペースの活用
階段下や廊下の一角など、通常であれば使いにくいスペースにカウンターを設けることで、専用の一畳ほどのワークスペースをつくることができます。
移動のためだけに使われていた空間が、暮らしの機能を持つ場所に変わるでしょう。
・2 高さを利用した工夫
天井の高さを活かしたロフトや、床の高低差を利用したスキップフロアを取り入れる方法もあります。
床面積として算入されない場合もあるため、限られた敷地の中でも空間を広げやすい工夫といえます。
これらの工夫は、狭小住宅ならではの発想ともいえます。
ただし、階段下やロフトは天井が低くなりやすいため、長時間の作業に向いているかどうかは、実際の寸法を確認しながら検討することが大切です。
家族と共存しながら集中できる空間づくりのポイント

在宅勤務では、家族の気配や生活音との折り合いをどうつけるかも重要な検討ポイントになります。
とくに面積が限られる狭い家では、この距離感の設計が満足度を左右しやすいといえるでしょう。
・1 視線と生活音への配慮
リビングの一角にワークスペースを設ける場合は、パーテーションや家具を利用して緩やかに空間を区切ることで、集中しやすい環境をつくれます。
完全な個室にしなくても、視線が抜けにくい向きにデスクを配置するだけで、気が散りにくくなるでしょう。
・2 家族の動線との距離感
キッチンや洗面など、家族が頻繁に行き来する場所の近くにワークスペースを置くと、生活音が気になりやすくなります。
オンライン会議が多い方は、玄関ホールや寝室に近いスペースなど、比較的静かなエリアを検討するのも一つの方法です。
家族構成やそれぞれの働き方によって、心地よい距離感は変わってきます。
打ち合わせの際には、実際の1日の過ごし方をイメージしながら配置を相談してみるとよいでしょう。
新築時に組み込んでおきたい設備や仕様

間取りだけでなく、細かな設備仕様も在宅ワークの快適さに大きく関わってきます。
コンセントの数と位置は、後から増設しようとすると壁の中を通す配線工事が必要になり、手間も費用もかかりやすい部分です。
パソコンやモニター、照明などを想定し、デスク周りに余裕を持ってコンセントを配置しておくと安心でしょう。
また、収納とデスクを一体化させた造作家具を採用すれば、限られたスペースでも資料や作業道具をすっきりと収められます。
壁面を天井まで活用した棚を組み合わせることで、床面積を圧迫せずに収納力を確保できるはずです。
照明についても、部屋全体を照らす明かりとは別に、手元を明るくするデスクライトを組み込んでおくと、長時間の作業でも目が疲れにくくなります。
将来のライフステージの変化を見据えた可変性のある設計

在宅ワークスペースを考えるうえで見落としがちなのが、数年後、家族構成や働き方が変化する可能性です。
子どもが成長して個室が必要になったときに、ワークスペースを別の場所に移せるか、あるいは収納スペースとして転用できるかといった視点も、設計段階で考えておきたいポイントになってきます。
仕切りを可動式にしておく、将来的に間仕切り壁を追加できる下地を入れておくといった工夫も選択肢の一つでしょう。
働き方は今後も変化していく可能性があります。
今の暮らしに合わせるだけでなく、10年後の暮らし方まで見据えて設計を相談しておくと、後悔の少ない家づくりにつながるはずです。
狭い家でよくある後悔とその対策

最後に、狭い家で在宅ワークスペースをつくる際によくある後悔について整理しておきましょう。
デスクを設置したものの、家族の生活音やテレビの音が気になって集中できなかったという声はよく聞かれます。
オンライン会議の頻度が高い方は、完全に音を遮断できなくても、ある程度の防音や配置の工夫を検討しておくことが望ましいでしょう。
また、収納を後回しにした結果、資料や配線が散らかって作業スペースが手狭になってしまうケースも見られます。
書類や小物をしまえる収納をあらかじめワークスペース周辺に確保しておくと安心です。
さらに、コンセントの位置を実際の作業スタイルに合わせて検討しなかったために、延長コードだらけになってしまったという後悔も少なくありません。
パソコンの台数や配置を具体的にイメージしながら、打ち合わせの段階で伝えておくことが大切になってきます。
打ち合わせで確認しておきたいポイント

ここまでの内容を踏まえて、打ち合わせで確認しておきたい項目を整理しました。
・希望するワークスペースの広さと設置場所の候補
・生活音や視線をどの程度遮りたいか
・オンライン会議の頻度と、必要な静音性
・コンセントの数や位置、配線ルート
・将来的に用途を変更する可能性の有無
これらを事前に整理してから打ち合わせに臨むことで、限られた時間の中でも希望を伝えやすくなるでしょう。
まとめ

今回は、狭い家でも注文住宅ならではの工夫で在宅ワーク空間を叶える方法についてご紹介しました。
デッドスペースの活用や高さを使った工夫、家族との距離感への配慮、将来の可変性まで、新築の設計段階だからこそ検討できるポイントは数多くあります。
土地や建物の広さに関わらず、暮らし方に合わせた工夫を取り入れることで、満足度の高い在宅ワーク空間を実現できるはずです。
私たちtattaでは、スペースを有効活用するアイデアをたくさん使い、お客様の過ごし方にあった在宅ワークスペースのご提案をしております。
ぜひ打ち合わせの際には、実際の1日の過ごし方や働き方をできるだけ具体的に伝えながら、理想のワークスペースについて相談してみてください。