シロアリ対策してますか?意外と知らないシロアリの生態に迫る
一度は聞いたことがある「シロアリ」
家に住み着き、家を食べてしまうという「シロアリ」。
存在については聞いたことがあっても、見たことがある方は少ないのではないでしょうか?
シロアリは建物を食べて家の強度を下げてしまうので、家づくりにおいて「害虫」とされています。
シロアリによる破壊が進むと、最悪の場合、家屋倒壊を招く恐れもあるので、
一軒家にとってシロアリ対策は必須といってよいでしょう。
一方、シロアリも「生き物」であり、生きるために必死で家を食べているのです。
こちらも本気で取り組まねば、命を懸けたシロアリに大切な財産を食い荒らされることになりかねません。
今回は、意外と知らないシロアリの生態に迫り、新築時のシロアリ対策について考えてみましょう。
シロアリの種類
「シロアリ」の種類は非常に多く、世界で2000種類以上ともいわれています。
この中で日本に生息し、建物に被害を及ぼす種は「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」の二種です。
ヤマトシロアリは日本全土でみられており、西日本、九州・四国ではイエシロアリがみられています。
一般的な「アリ」と何が違うのか
一般的に「アリ」というと、身体の黒い「クロアリ」を想像する方が多いですよね。
しかし、
クロアリは「蜂」からの派生、シロアリは「ゴキブリ」からの派生で生まれたため、名前は似ていても生態は全く異なるのです。
シロアリのえさとなるもの
シロアリは木材を食べる生き物と思われがちですが、実際は雑食で何でも食べます。
段ボールなども餌となるので、ごみを放置しておくことは好ましくありません。
また、ひのきなどの固い木材でも食べてしまうことがあるほど破壊力が高いので、
もし家でシロアリを見かけた場合、早急な対処が必要です。
新築時のシロアリ対策
防蟻(ぼうぎ)方法としては、土台や家の構造部に
シロアリを侵入させないことを第一とします。
家の中にシロアリを入れないために、薬剤を塗布する方法や加圧注入を行います。
対策の基準としては、
品確法・住宅性能基準の劣化対策等級に則ることが代表的です。
ここでは、最高等級の劣化対策等級3の基準を挙げます。
劣化対策等級3
土台…防腐・防蟻処理を義務付け
外壁…外壁の軸組等に防腐・防蟻処理を義務付け
基礎…べた基礎を採用するか、防腐・防蟻処理を義務付け
しかし、薬剤の効果は時間によって薄れるので、
5年程度で再度の対策を検討する必要があります。
つまり、新築時に一通り対策をおこなっても安心できず、我々とシロアリの戦いは続くのです。
大切な我が家をシロアリから守るためにも、シロアリ対策はしっかり行いましょう。
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