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住まいのノウハウ
「黒い家、暑くない?」「暑くないように造るのがプロです」~九州には九州の断熱材~
こんにちは!毎日暑い日が続きますが、皆さん、元気にお過ごしでしょうか?
唐突ですが、この猛暑の炎天下に、黒い段ボール箱と白い段ボール箱を置いておいたとします。箱の中の温度は、どちらが高くなると思いますか?
もちろん黒い方ですよね。
ということは、写真のような黒い外壁のスタイリッシュなデザイナーズハウスは、
「カッコいいけれど、夏暑くてたまらないんじゃないの!?」と心配になりますよね。
そうならないための工夫が断熱材です。
断熱材と一口に言っても、グラスウール、ロックウール、羊毛断熱材、セルロースファイバー、ウレタンパネル、ウレタン吹付…と、数えられないほどたくさんの種類があります。
また、種類だけでなく、密度や厚みによってもその性能は大きく変わります。高性能をうたう断熱材でも薄く使えば性能も大幅に落ちるわけで、その結果性能の悪い断熱材を分厚く使う場合と変わらない、ということだってあります。
多くの工務店やハウスメーカーがそうだと思いますが、私たちは立地条件、気候、外壁の色によって使う断熱材を使い分けます。そして熟練の職人技で、隙間がないようにしっかり施工します。
だから、黒い外壁の家でも、夏の室温が高温になりすぎるということはありません。
逆にいうと、写真と同じデザインでも白い家なら断熱材の厚みも抑えられるということですから、そのぶんコストをカットできるのです。
さて、今日は壁の断熱材について説明しましたが・・・
壁の断熱性能がどれだけ優れていても、窓の断熱性能がおろそかでは元も子もありません。窓の断熱効果については、長くなりそうなので別の機会にお話ししますね。