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ブログ注文住宅のローンはいつから始まる?返済タイミングと家賃の二重払いを防ぐ資金計画ガイド
注文住宅の家づくりを考え始めたとき、多くの方がお金の不安を感じます。
特に「ローンや手続きが複雑で難しそう…」と感じる方は少なくありません。
また、「今の家賃と新しいローンの支払いが重なったらどうしよう?」という心配は、家計に直結する大きな問題です。
この記事を読めば、そんなあなたの悩みを解決できます。
この記事では、以下の3つのポイントを専門家が分かりやすく解説します。
- ローン返済が具体的にいつから始まるのか
- 土地の購入から家の完成まで、お金がどう動くのか
- 家計に無理なく、損しないための資金計画の立て方
結論を先にお伝えすると、住宅ローンの本格的な返済は「家の引き渡し後」から始まります。
しかし、そこに至るまでの資金繰りが、注文住宅の計画を成功させる最も重要な鍵となるのです。
この記事を最後まで読めば、お金の流れの全体像が掴め、安心して理想の家づくりを進める第一歩を踏み出せるでしょう。
【結論】注文住宅のローン返済は「家の引き渡し後」から!申し込みから返済開始までの全ステップ

多くの方が気になる住宅ローンの返済開始時期ですが、結論は「家の引き渡し日(融資実行日)の翌月または翌々月」です。
住宅ローンは、完成した建物を担保にお金を借りる仕組みです。
そのため、建物が完成し、あなたの所有物として登記されてから、初めて融資が実行されます。
そして、その融資が実行された月の、翌月か翌々月から返済がスタートするのが一般的です。
注文住宅のローン手続きは、土地探しから始まって返済開始まで、以下のようなステップで進んでいきます。
- 1. 事前審査(仮審査)
- ハウスメーカー等と相談し、おおよその予算が決まった段階で申し込む。年収や勤務先情報から簡易的に審査。
- 目安期間:1日~1週間
- 2. 本審査(正式審査)
- 土地や建物のプランが確定したら、正式に申し込む。物件の担保価値や信用情報を詳細に審査。
- 目安期間:1週間~2週間
- 3. ローン契約(金銭消費貸借契約)
- 本審査通過後、金融機関と正式にローン契約を結ぶ。
- 目安期間:1日
- 4. 融資実行(お金の受け取り)
- 建物が完成し、引き渡し日に融資が実行され、建築会社などへ代金が支払われる。
- 目安期間:1日
- 5. 返済開始
- 融資実行日の翌月または翌々月から、口座引き落としなどで返済が始まる。
- 目安期間:-
この流れを見ると、お金が動くのは最後のように見えます。
しかし、実際には融資が実行される前に、まとまった支払いが必要になる場面が何度もあるのです。
次の章で、その具体的なタイミングについて詳しく見ていきましょう。
要注意!住宅ローン実行前に支払う5つの費用とそのタイミング

住宅ローンの融資が実行されるのは建物が完成してからです。
しかし、それよりも前に支払わなければならない費用がいくつかあります。
あらかじめ「いつ」「どのくらい」必要になるのかを把握し、資金計画を立てることが非常に重要です。
主な費用は以下の通りです。
- 土地購入費用:土地の売買契約時・引き渡し時に支払い。目安は土地代金 + 手付金(5~10%)。
- 着工金:工事の契約時・着工時に支払い。目安は工事費全体の10~30%。
- 中間金:建物の上棟時(骨組み完成時)などに支払い。目安は工事費全体の30~40%。
- 竣工金(最終金):建物の引き渡し時に支払い。目安は残りの工事費全額。
- 諸費用:各手続きのタイミングで随時支払い。目安は土地・建物価格の10~12%。
これらの支払いは、原則として現金(自己資金)で用意する必要があります。
特に土地の購入費用や着工金、中間金は数百万円単位になることも珍しくありません。
しかし、もし自己資金だけでは足りない場合でも、解決策はありますのでご安心ください。
次の章では、そのための特別なローンについて解説します。
自己資金が足りない時の解決策「つなぎ融資」と「分割融資」を徹底比較

融資実行前に必要となる高額な支払いを、自己資金だけで賄うのが難しいケースは少なくありません。
そんなときに役立つのが「つなぎ融資」と「分割融資」という2つの方法です。
これらは、住宅ローンが実行されるまでの間、一時的に資金を調達するための仕組みです。
どちらの方法にもメリットとデメリットがあり、あなたの状況によって最適な選択は異なります。
それぞれの特徴を正しく理解し、自分に合った方法を選びましょう。
つなぎ融資とは?仕組み・メリット・デメリットを解説
つなぎ融資とは、その名の通り、住宅ローンが実行されるまでの「つなぎ」の役割を果たす短期ローンです。
土地の購入費用や着工金、中間金などが必要になるたびに、その都度お金を借りることができます。
そして、建物完成後に住宅ローンが実行されたら、そのお金でつなぎ融資の元金を一括返済する仕組みです。
- メリット
- 自己資金が少なくても、土地の購入や建築を進められる
- 多くの金融機関で取り扱いがある
- デメリット
- 住宅ローンよりも金利が高い(年2~4%程度)
- 事務手数料や印紙代などの諸費用が別途かかる
- 住宅ローン控除の対象外となる
つなぎ融資の金利が比較的高めに設定されているのは、無担保で借り入れることが多く、金融機関にとってリスクが高いためです。
返済期間中は利息のみを支払い、元金は最後にまとめて清算する点が特徴です。
分割融資とは?つなぎ融資との違いと注意点
分割融資(ぶんかつゆうし)は、契約した住宅ローン本体の総額を、複数回に分けて前倒しで受け取る方法です。
例えば、土地の引き渡し時、着工時、上棟時など、支払いが必要なタイミングで融資を実行してもらえます。
つなぎ融資という別のローンを組むのではなく、あくまで住宅ローンそのものを分割して受け取る点が大きな違いです。
- メリット
- 住宅ローン本体の金利が適用されるため、つなぎ融資より低金利
- 条件を満たせば住宅ローン控除の対象となる可能性がある
- デメリット
- 取り扱っている金融機関が限られる
- 融資実行のたびに登記費用などの手数料がかかる場合がある
総返済額を抑えたい場合には非常に有利な方法ですが、対応している金融機関が少ないのが難点です。
利用したい場合は、早めに金融機関へ相談することをおすすめします。
家賃とローンの二重払いはいつから?期間と負担を最小限にする3つのコツ

注文住宅を建てる際、多くの方が心配するのが現在の家賃と住宅ローンの支払いが重なる「二重払い」です。
この期間が長引くと、家計への負担が大きくなってしまいます。
二重払いが発生する可能性があるのは、主に「つなぎ融資の利息支払い」が始まってから、新しい家へ引っ越すまでの期間です。
例えば、以下のようなケースでシミュレーションしてみましょう。
- 現在の家賃:月10万円
- つなぎ融資:2,000万円を金利3.0%で6ヶ月間利用
- 利息の支払い:2,000万円 × 3.0% ÷ 12ヶ月 = 月5万円
- 二重払い期間:6ヶ月間
- 負担総額:(家賃10万円 + 利息5万円)× 6ヶ月 = 90万円※あくまで分かりやすくするための概算例です。実際の利息額は、融資の実行タイミングや金融機関の条件によって異なります。
この期間の負担を最小限に抑えるためには、事前の計画が何よりも重要です。
以下の3つのコツをぜひ実践してください。
①自己資金を多めに準備しておく
つなぎ融資の借入額が少ないほど、支払う利息も少なくなります。
また、二重払い期間中の生活費として、半年分程度の費用を別途確保しておくと安心です。
②引き渡し時期から逆算して計画を立てる
建築会社と打ち合わせる際に、工事期間と引き渡し時期の目安を早めに確認しましょう。
現在の賃貸契約の解約通知時期なども考慮し、無駄な期間が発生しないようにスケジュールを調整することが大切です。
③つなぎ融資が不要なハウスメーカーを選ぶ
一部のハウスメーカーでは、建築費用を完成時に一括で支払う「完成後一括払い」に対応している場合があります。
この場合、つなぎ融資が不要となり、金利負担や二重払いの心配を大幅に軽減できます。
注文住宅ローンに関するQ&A|土地なし・債務整理後でも大丈夫?

ここでは、注文住宅のローンに関してよく寄せられる質問にお答えします。
Q1. 土地探しから始める場合、ローンの流れはどう変わりますか?
土地を持っていない場合は、土地代金の支払いにもローンを利用することが一般的です。
その場合、土地代金の決済時に融資(つなぎ融資や分割融資)を実行してもらう必要があります。
土地と建物のローンを別々に組む「2本立て」という方法もありますが、手続きが複雑になるため、土地と建物をセットで考え、一つの金融機関に相談するのがスムーズです。
Q2. ローンの本審査は、いつまでに申し込むべきですか?
本審査は、土地の売買契約や建物の工事請負契約を結んだ後、できるだけ速やかに申し込むのが理想です。
多くの契約では「ローン特約」が付けられており、もしローン審査に通らなかった場合に契約を白紙撤回できる期限が定められています。
この期限内に審査結果が出るよう、早めに手続きを進めましょう。
Q3. 過去に債務整理の経験がありますが、ローンは組めますか?
債務整理の経験があっても、住宅ローンを組むことを諦める必要はありません。
信用情報機関に事故情報が登録されている期間(一般的に完済後5年~10年)が終了し、その情報が抹消されれば、審査の土台に立つことができます。
重要なのは、信用情報が回復するまでの期間に、頭金をしっかり貯め、安定した収入を継続することです。
過去に取引のなかった金融機関に相談したり、専門家のアドバイスを受けたりしながら、計画的に準備を進めましょう。
まとめ:注文住宅のローンは計画が9割!不安を解消して理想の家づくりを

今回は、注文住宅の住宅ローンがいつから始まるのか、そしてそれまでの複雑なお金の流れについて解説しました。
最後に、この記事の重要なポイントを振り返りましょう。
- ローン返済の開始は「家の引き渡し後」:本格的な返済は、融資が実行された月の翌月か翌々月からスタートします。
- 融資実行前の支払いに注意:土地代金や着工金など、ローン実行前に高額な支払いが必要です。自己資金で賄えない場合は「つなぎ融資」や「分割融資」を活用しましょう。
- 家賃との二重払いは計画で最小限に:工事期間や引き渡し時期を把握し、余裕を持った資金計画を立てることで、家計への負担を減らせます。
注文住宅の資金計画は複雑に見えますが、一つひとつのステップを正しく理解すれば、決して怖いものではありません。
この記事で得た知識をもとに、まずはファイナンシャルプランナーやハウスメーカー・工務店の資金相談会などに参加し、具体的な一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
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